【一条工務店】設計士との初回打ち合わせ体験談|間取りで気になった9項目
一条工務店の設計士さんとの初回打ち合わせを前に、
「設計士さんから、どこまで提案してもらえるのだろう」
「間取りの希望は、どのくらい決めておけばよいのだろう」
と気になっている方もいると思います。
わが家も初回打ち合わせまでは、こちらの希望を伝えれば設計士さんがうまく間取りに落とし込んでくれるのではないかと期待していました。
実際に打ち合わせを終えて感じたのは、庭・駐車場・間取りについて、施主側でもある程度方針を決めておいたほうが話は進みやすいということです。
設計士さんが一から理想の暮らしを提案するというより、わが家が伝えた希望を法規や構造に合わせて調整していく進め方に近いと感じました。
初回間取りには、キッチン通路が約80cm、主寝室が6畳、洗面所の扉と棚が干渉しているなど、気になる点が9つありました。
一方で、耐力壁や家の中から見える景色まで考えられていた部分もあります。
この記事では、一条工務店の初回設計打ち合わせで行ったこと、敷地・地盤調査の説明、初回間取りで気になった9項目、事前に準備しておいたほうがよいことをわが家の実体験としてまとめます。

わが家の家づくりの前提
わが家は、一条工務店のグランスマートで家づくりを進めている子育て4人家族です。
注文住宅では、希望をすべて採用するのではなく、住宅ローンの返済や入居後の家計も考えながら優先順位を決めています。
今回の間取りで重視している条件は次のとおりです。
| 項目 | わが家の条件・希望 |
|---|---|
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
| 建築会社 | 一条工務店 |
| 商品 | グランスマート |
| 車 | 2台 |
| 庭 | 家族で使える広さを確保したい |
| 収納 | 1階に大きめのWICがほしい |
| 書斎 | 夫婦2人で使うため4畳程度ほしい |
| 洗濯動線 | できるだけ1階で完結させたい |
| 駐車場 | 奥行6~6.5mを確保したい |

特に難しいのは庭、車2台分の駐車場、1階の収納、夫婦で使う書斎を限られた敷地と建物面積の中に入れることです。
何かを広げれば、別の場所が狭くなります。
そのため、初回打ち合わせ前から「絶対に必要なもの」と「条件によっては変更してもよいもの」を家族で整理していました。
初回設計打ち合わせで行ったこと
今回の打ち合わせは、次の流れで進みました。
- 担当設計士さんの自己紹介
- 建築士業務受託契約の説明と署名
- 敷地・法規に関する説明
- 地盤調査結果の説明
- 間取りの基本方針を確認
- 初回提案図面への意見出し

打ち合わせ前は、ほとんどの時間を間取りの相談に使えると思っていました。
しかし、実際には契約や敷地調査、地盤調査の説明もあります。間取りの話だけをじっくりできるわけではありませんでした。
事前に一条工務店の「うちメモ」へ外観や設備について質問を登録していましたが、今回は時間がなく、一つも回答されませんでした。
質問は次回へ持ち越しです。
初回打ち合わせで確認したいことが多い場合は、「この質問だけは当日回答がほしい」と優先順位を伝えておいたほうがよいと感じました。
担当設計士さんは300件以上の物件を経験
打ち合わせは、担当設計士さんの自己紹介から始まりました。
わが家と似た家族構成だったため、子育て中の生活動線についても相談しやすそうだと感じました。
担当者は二級建築士でした。
正直なところ、一級建築士ではなかったことに最初は少し残念な気持ちもありました。
ただし、資格だけで提案内容が決まるわけではありません。
わが家としては、これまでの経験や提案力、こちらの希望をどこまで理解してもらえるかのほうが大切だと考え直しました。
担当設計士さんは、これまで300件以上の物件に携わっているとのことです。
また、インテリアコーディネーターの資格も持っていました。
一条工務店では今後、クロス、照明、内装なども決めていくため、その部分については積極的に相談したいと思っています。
建築士業務受託契約をタブレットで確認
自己紹介の後は、建築士業務受託契約について説明を受けました。
内容を確認し、受領しているタブレットで署名しています。
わが家の場合、建物の工事監理者は一級建築士でした。現場監督はまだ決まっておらず、今後あらためて顔合わせをする予定とのことです。
一条工務店から受けた説明では、現場監督と工事監理者がそれぞれ確認する体制になっているとのことでした。
一方で、わが家では第三者によるホームインスペクションも依頼する予定です。
一条工務店を信用していないということではありません。
基礎や構造など工事が進むと見えなくなる場所について、施主側でも確認できる機会をつくっておきたいと考えています。
敷地調査では約0.2mのセットバックが判明
続いて、敷地調査の結果について説明を受けました。
わが家の土地は前面道路が4m未満のため、約0.2mのセットバックが必要になります。
セットバックとは必要な道路幅を確保するため、敷地と道路の境界を後退させることです。
わが家では、この対応に関連して約4万円の費用が発生するとの説明でした。

大きな金額ではないかもしれませんが、当初から見積もっていた費用ではありません。
注文住宅では、数万円程度の追加費用でも複数重なると家計への影響が大きくなります。
住宅ローンで借りられる金額だけを見るのではなく、敷地調査後に発生する費用や契約後に追加される費用も含めて予備費を残しておく必要があると感じました。
なお約4万円がどの作業に対する費用なのかは、今後正式な見積書で確認する予定です。
準防火地域の影響で希望していた玄関ドアは保留
わが家の土地は準防火地域です。
担当者からわが家の敷地条件について、1階は隣地などから3m、2階は5mの範囲が延焼ラインに関係するとの説明がありました。
窓や玄関ドアの位置によっては、防火性能を満たす仕様が必要になります。

わが家は、玄関ドアに「ダンジュ」を採用したいと考えていました。
しかし希望する仕様で採用するには、玄関を建物の中央付近へ配置する必要がありそうです。
一方わが家は庭を広く残すため、西側から入る玄関を希望しています。
玄関ドアを優先して庭やLDK、生活動線まで大きく変更するのは、わが家の優先順位とは違うと感じました。
そのため、現時点ではダンジュを不採用にする方向です。
希望していた設備なので残念ではありますが、設備一つよりも毎日の生活動線を優先したいと考えています。
ただし、間取りや玄関位置はまだ確定していません。正式な採用条件も含め、今後の打ち合わせで結論が変わる可能性があります。
地盤補強は約2.5mのソイルセメントになる見込み
地盤調査についてはベタ基礎に加え、約2.5mのソイルセメントによる地盤補強が必要になりそうとの説明を受けました。
ソイルセメントは、地中の土とセメント系の材料を混ぜ、地盤を補強する方法です。
ただし打ち合わせ時点では、地盤調査結果の正式な報告書がわが家へ届いていませんでした。
そのため、その場で送付を依頼しています。
正式な報告書を確認するまでは、施工内容や費用について判断できません。
今後は、次の点を確認する予定です。
- 約2.5mという数値が何を示しているのか
- 補強する場所と本数
- 地盤補強にかかる費用
- 採用する工法
- 地盤保証の内容
地盤補強は費用への影響も大きいため、口頭説明だけで終わらせず報告書と見積書を確認したいと思っています。
詳細な間取りよりも基本方針を先に共有
わが家は、かえるけんちく相談所へ間取りのセカンドオピニオンを依頼しています。
セカンドオピニオンの結果が出る前に細かい寸法まで確定すると、後から大きく変更する可能性があります。
そのため、今回の打ち合わせでは詳細を決めるのではなく、間取りの基本方針を設計士さんへ伝えました。
| 項目 | わが家が伝えた方針 |
|---|---|
| 玄関 | 西側から入り、南側の庭を広く残したい |
| 駐車場 | 奥行6~6.5mを確保したい |
| 階段 | オープンステアに憧れはあるが、狭くなるならボックス階段でもよい |
| 吹き抜け | 採光と開放感のため、可能なら広く取りたい |
| WIC | 家族4人分を収納できる広さがほしい |
| 書斎 | 夫婦2人で使うため4畳程度ほしい |

特に迷っているのは階段です。
一条工務店のオープンステアは、見た目がすっきりしていて憧れがあります。
ただわが家の間取りでは、オープンステアを採用するとLDKが狭くなるのではないかと感じています。
階段だけを見るとオープンステアにしたいですが、ソファやダイニングテーブルを置いたときに窮屈になるなら、ボックス階段でもよいと考えています。
見た目と暮らしやすさのどちらを優先するかは、まだ迷っているところです。
初回間取りで気になった9項目
初回提案は、わが家の希望を細かく伝える前の案です。
そのため、最初から完成度の高い間取りが出てくるとは考えていませんでした。
それでも、実際の生活を想像すると、修正したい点が9つありました。


1.洗面所の棚と玄関ホール側の扉が干渉している
玄関ホールから洗面所へ入る扉を開けると、洗面所内の棚と干渉する配置になっていました。
図面では小さな問題に見えますが、洗面所は毎日使います。
扉を開けるたびに棚へ当たる配置では使いにくいため、扉の開く向きや引き戸への変更を確認する予定です。
2.ランドリールームとは別に脱衣室があった
初回案では、ランドリールームとは別に脱衣室が設けられていました。
入浴中のプライバシーを守りやすいなど、分けるメリットはあります。
ただし、わが家は1階にWICと夫婦で使う書斎を希望しています。
限られた1階の面積を考えるとランドリールームと脱衣室を兼用し、空いた面積を収納や書斎へ回したいと考えています。
プライバシーと面積のどちらを優先するかは、家族の入浴時間も含めて再検討します。
3.パントリーがわが家には大きすぎた
初回案では、パントリーが大きめに取られていました。
収納が多いこと自体は便利ですが、わが家は食品を大量に保管する予定がありません。
パントリーを広くするより、キッチン通路やLDKを少しでも広くしたいと考えています。
収納は「広ければよい」ではなく、何をどのくらい入れるかを決めてから必要な広さを考える予定です。
4.吹き抜けが南側の左端に寄っていた
初回案の吹き抜けは南側にありましたが、左端に寄っていました。
この位置では、キッチン側まで光が届きにくいのではないかと感じました。
設計士さんからは、冷蔵庫付近に耐力壁が必要になる想定だったため、この位置に吹き抜けを配置したとの説明がありました。
構造を考えて配置していた点は納得できます。
一方で、わが家は北側の明るさも気にしています。耐力壁を確保しながら、吹き抜けの位置を中央寄りにできないか確認する予定です。
5.シューズボックスが小さかった
わが家は子育て4人家族なので、今後子どもの靴も増えていきます。
靴だけでなく、雨具や外出時に使う小物も玄関周辺へ収納したいと考えています。
初回案のシューズボックスでは不足しそうだったため、収納量を増やすか、土間収納と役割を分ける予定です。
今使っている靴の数を確認し、将来増える分も含めて必要な収納量を考えます。
6.キッチン通路が約80cmだった
初回案で特に気になったのが、キッチン通路の幅です。
提案された通路は約80cmでした。
現在住んでいる賃貸のキッチン通路は約100cmありますが、夫婦2人で立つと今でも少し狭いと感じることがあります。
80cmでは、すれ違うときや引き出しを開けた状態で後ろを通るときに不便を感じそうです。
ただしキッチン通路を広げれば、その分だけダイニングやリビングが狭くなります。
わが家では通路幅だけを決めず、冷蔵庫、カップボード、ダイニングテーブルまで配置したうえで判断する予定です。
7.主寝室が6畳だった
初回案の主寝室は6畳でした。
夫婦2人だけで寝るなら、ベッドの大きさによっては6畳でも足りるかもしれません。
ただ、わが家は子どもが小さい間、一緒に寝る可能性があります。
そのため、現時点では7畳程度ほしいと考えています。
寝室を広くすると子ども部屋や収納が狭くなるため、7畳を絶対条件にはしていません。
ベッドを配置した図を作り、通路幅を確認してから決めます。

8.主寝室の枕元に窓があった
初回案では、ベッドの枕元になる位置に窓がありました。
わが家は主寝室の窓にシャッターを付けない予定です。
そのため、朝日が眩しくないか、冷気や外からの視線が気にならないか心配になりました。
窓をなくすのか、位置をずらすのか、ベッドの向きを変更するのかを検討します。
9.2つの子ども部屋が独立した配置ではなかった
2階の洋室と洋室(2)は、完全に独立した形ではなく区切られたような配置になっていました。
設計士さんからは、採光を確保するためにこの形にしたとの説明がありました。
子どもが小さい間はつながっていても使いやすいかもしれません。
一方で将来はそれぞれの個室として使う予定なので、音やプライバシーが気になります。
採光を確保しながら、2部屋を独立させられないか確認する予定です。
初回の設計提案で良かった点
初回案には修正したい点がありましたが、良かった提案もありました。
耐力壁を想定して吹き抜けを配置していた
わが家は吹き抜けの位置だけを見ていましたが、設計士さんは耐力壁を確保できる場所を考えて配置していました。
間取りは、希望する場所へ自由に壁や吹き抜けを配置できるわけではありません。
気になる配置があったときは、すぐに変更を求めるのではなく「なぜこの位置にしたのか」を聞く必要があると感じました。
1階から見える2階の収納扉を移動していた
1階から2階を見上げたときに収納扉が見えるため、位置を変えたとの説明もありました。
平面図だけを見ていると、1階から2階がどう見えるかまでは気づきにくい部分です。
暮らし始めてからの見え方まで考えられていた点は、設計士さんに依頼するメリットだと感じました。
初回提案で物足りないと感じた点
良かった部分がある一方で、こちらの敷地条件をもう少し考慮してほしかった部分もあります。
前面道路約4mを踏まえた駐車提案がほしかった
担当設計士さんからは、神奈川県では駐車場の奥行5~5.5m程度で計画することが多いという説明がありました。
しかし、わが家の前面道路は約4mしかありません。
大型車と軽自動車の2台を置く予定なので車の長さだけでなく、道路からの進入、切り返し、荷物の出し入れも考える必要があります。
そのため、わが家では駐車場の奥行6~6.5mを確保したいと考えています。

一般的な駐車場の長さだけでなく、前面道路の幅や車種まで見たうえで提案してもらえたら、より納得しやすかったと思います。
北側の明るさも含めて吹き抜けを考えてほしかった
耐力壁を想定して吹き抜けを配置していた点は良かったです。
一方で、わが家が気にしている北側の明るさまで含めた提案ではないように感じました。
構造と採光の両方を満たせる位置があるのか、次回の間取りで確認します。
初回打ち合わせで感じたのは「提案を待つだけでは決まりにくい」ということ
今回の打ち合わせで一番感じたのは、施主側に「どのように暮らしたいか」という意見がないと、間取りを決めるのは難しいということです。
担当者によって進め方は異なると思います。
少なくともわが家の場合は、設計士さんがすべてを提案するというよりこちらが伝えた希望を法規や構造に合わせて形にしていく印象でした。
わが家は事前に、次の方針を決めていました。
- 玄関は西側を第一候補にする
- 南側の庭をできるだけ残す
- 駐車場は奥行6~6.5mを希望する
- オープンステアはLDKが狭くなるなら不採用でもよい
- 吹き抜けはできるだけ広くしたい
- 1階のWICを優先する
- 夫婦で使う書斎を確保する
希望がすべて採用できるわけではありませんが優先順位を決めていたため、何を残し、何を変更するかを話しやすかったです。
一条工務店の初回設計打ち合わせ前チェックリスト
これから初回打ち合わせを迎える方は、次の内容を確認しておくと話を進めやすいと思います。
間取り・生活動線
- 玄関の向き
- 帰宅してから手洗いするまでの動線
- 洗濯から収納までの動線
- 1階と2階に必要な部屋
- 削ってもよい部屋や収納
- 寝室や子ども部屋に置く家具
駐車場・庭
- 現在乗っている車の全長と全幅
- 将来乗る可能性がある車
- 駐車台数
- 前面道路の幅
- 必要な駐車場の奥行
- 庭で何をしたいか
- 庭と建物のどちらを優先するか
現在の住まいで測っておきたい場所
- キッチン通路
- 洗面所
- 脱衣室
- 玄関
- クローゼット
- ダイニングテーブル周辺
- ベッド周辺の通路
打ち合わせ当日の質問
- 当日中に回答がほしい質問
- 次回でもよい質問
- 正式な資料をもらいたい項目
- 金額が変わる可能性がある項目
- 次回までに施主側で決めること

わが家は現在のキッチン通路が約100cmだと分かっていたため、初回案の約80cmに違和感を持てました。
図面の数字だけでは広いか狭いか判断しにくいため、今の住まいを測って比較する方法は役に立ちました。
まとめ|間取り・庭・駐車場の優先順位を決めておいてよかった
一条工務店の初回設計打ち合わせでは間取りの話だけでなく、建築士業務受託契約、敷地条件、法規、地盤調査についても説明を受けました。
わが家では、次の点が分かりました。
- 前面道路が4m未満で、約0.2mのセットバックが必要
- セットバックに関連して約4万円の費用が発生する見込み
- 準防火地域の条件により、希望していた玄関ドアは現時点で不採用の方向
- 約2.5mのソイルセメントによる地盤補強が必要になる見込み
- 初回間取りには修正したい点が9つあった
- 耐力壁や室内からの見え方まで考えられた提案もあった
初回案は、これから要望を反映していくための出発点です。
気になる部分があってもなぜその配置になっているのかを聞くと、構造や採光上の理由が分かることもありました。
一方で駐車場の奥行や庭の広さなど、わが家の暮らし方に直結する部分は、施主側から具体的な数字を伝える必要があると感じています。
次回以降は、かえるけんちく相談所のセカンドオピニオン結果も踏まえ、吹き抜け、階段、キッチン通路、主寝室などを詰めていく予定です。
間取り確定までのスケジュールが迫っているため焦りもありますが、急いで決めて後悔しないように一つずつ確認していきます。
今回の初回打ち合わせでは吹き抜け、主寝室、駐車場、間取りのセカンドオピニオンについて、まだ結論が出ていない部分も多くあります。
わが家がそれぞれの項目で比較した内容は、以下の記事で詳しくまとめています。
初回間取りを確認する際の参考として、気になる項目から読んでみてください。





