玄関からパントリー・キッチンへつなぐ動線は必要?子育て4人家族が間取りで悩んだこと
注文住宅の間取りを考えていると、
「玄関からパントリーを通って、そのままキッチンに行ける動線って便利そう」
と思うことがありました。
買い物から帰ってきて、玄関に入る。
そのままパントリーに食品や日用品をしまう。
冷蔵品はキッチンや冷蔵庫へ。
この流れができれば、買い物後の片付けはかなり楽になりそうです。
特に、わが家のように子育て中で、車で買い物に行くことが多い家庭だと、米・水・飲料・日用品などをまとめて買う場面もあります。
一方で、注文住宅では何でも入れられるわけではありません。
玄関、土間収納、パントリー、キッチン、LDK、脱衣所、ファミリークローゼット、洗面、トイレ。
1階に入れたいものはたくさんあります。
その中で、玄関→パントリー→キッチンの動線をどこまで優先するべきかは、わが家でも悩んだポイントでした。
結論から言うと、わが家では、
玄関からパントリー・キッチンへつながる動線は「あれば便利」だけど、絶対条件ではない
と考えています。
理由は、買い物後の片付けは楽になりそうですが、毎日何度も使う動線ではないからです。
わが家の場合は、まず洗濯動線やファミリークローゼット、キッチン周りの収納量を優先したいと考えています。

わが家の前提条件
まず、この記事はわが家の間取り検討をもとにした体験談です。
一般的に玄関からパントリーへつながる動線が良い・悪いという話ではなく、「わが家の暮らし方だとどう考えたか」を整理しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家族構成 | 大人2人、子ども2人 |
| 買い物 | 車移動が中心 |
| 働き方 | 在宅勤務中心 |
| 住宅 | 一条工務店で注文住宅を検討 |
| 商品 | グランスマートを検討中 |
| 重視したいこと | 家事動線、収納量、生活のしやすさ |
| 悩み | 玄関からパントリーへ直行できる動線を優先するか |
在宅勤務や子育てをしていると、家に置いておきたいものが増えやすいです。
たとえば、わが家でパントリーや収納に置きたいものは以下のようなものです。
| 置きたいもの | 例 |
|---|---|
| 食品ストック | 米、水、飲料、調味料、乾麺、レトルト |
| 日用品 | キッチンペーパー、洗剤、ティッシュ |
| 子ども用品 | お菓子、飲み物、予備の消耗品 |
| 非常用 | 非常食、備蓄水、防災用品 |
こうして見ると、わが家にとってパントリーは優先度の高い収納だと感じました。
ただし、重要なのは「玄関から通り抜けられること」なのか、
それとも「しっかり収納できること」なのか。
ここを分けて考える必要があると思いました。
玄関→パントリー→キッチン動線とは?
玄関→パントリー→キッチン動線とは名前の通り、玄関からパントリーを通ってキッチンに行ける間取りです。

買い物後の流れで考えると、以下のようになります。
車で買い物に行く
↓
荷物を持って玄関に入る
↓
パントリーに常温品や日用品を収納する
↓
キッチンで冷蔵品を片付ける
この動線があると、買い物袋を持ったままリビングを通ったり、キッチンまで大きく回り込んだりする必要が少なくなります。
特に、米や飲料などの重いものを買ったときは便利です。
わが家でも、買い物後に荷物を一度キッチンやリビングに置いて、そこから仕分けする流れになると、少し面倒だろうなと思いました。
子どもがいると、帰宅直後に手洗い、着替え、片付け、子どもの対応が重なることもあります。
そのタイミングで買い物袋が床に置きっぱなしになると、あとで片付けるのがさらに面倒になりそうです。
玄関→パントリー→キッチン動線のメリット
玄関からパントリー、キッチンへつなげる動線のメリットは、買い物後の片付けが楽になることです。
整理すると、以下のようになります。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 買い物後の片付けが楽になる | 玄関からすぐ収納できる |
| 重い荷物を運ぶ距離が短くなる | 米、水、飲料などをしまいやすい |
| キッチンが散らかりにくい | 買い物袋の一時置きが減る |
| ストック管理しやすい | 食品や日用品をまとめやすい |
| 車移動と相性が良い | まとめ買いした荷物を片付けやすい |
| 子育て世帯と相性が良い | おむつ、飲料、非常食などを置きやすい |
わが家で特に魅力に感じたのは、重い荷物を持って移動する距離を短くできることです。
買い物後の片付けは、時間だけで見ると数分の差かもしれません。
ただ、米や水、飲料、日用品をまとめて買ったときは、数分の短縮よりも「重い荷物をあまり運ばなくていい」という負担軽減の方が大きいと感じます。

買い物後の片付けは年間どれくらい発生する?
玄関→パントリー→キッチン動線を考えるときに、わが家では使用頻度も考えました。
便利な動線でも、年に数回しか使わないなら優先度は下がります。
一方で、毎週使うなら検討する価値はあります。
わが家の生活をざっくり想定すると、買い物頻度は週2回くらいです。
| 項目 | 前提 |
|---|---|
| 買い物頻度 | 週2回 |
| 年間 | 52週 |
| 年間の買い物回数 | 約104回 |
| 1回あたりの短縮時間 | 約2〜3分 |

週2回買い物すると、年間では以下になります。
週2回 × 52週 = 年間104回
仮に1回あたり2〜3分短縮できるとすると、年間ではこのくらいです。
| 1回あたりの短縮 | 年間の短縮時間 |
|---|---|
| 2分 | 約208分、約3.5時間 |
| 3分 | 約312分、約5.2時間 |
| 5分 | 約520分、約8.7時間 |
数字だけで見ると、洗濯動線ほど大きな差ではないかもしれません。
洗濯は、家庭によっては週5〜6回発生します。
一方で、買い物は週1〜2回程度の家庭も多いと思います。
わが家の場合、毎日使う可能性が高いのは、脱衣所・ランドリー・ファミリークローゼットまわりの動線です。
そのため、玄関→パントリー→キッチン動線は、
時間短縮のためというより、重い荷物を運ぶ負担を減らすための動線
として考えた方がしっくりきました。
通り抜け型パントリーと行き止まり型パントリーの違い
玄関からパントリーを通ってキッチンに行ける間取りにする場合、パントリーは「通り抜け型」になります。
一方で、キッチン側だけから入るパントリーは「行き止まり型」に近い形です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 通り抜け型 | 玄関側とキッチン側の両方から出入りできる |
| 行き止まり型 | キッチン側など一方向から入って使う |

通り抜け型は、動線としては便利です。
ただし、人が通るためのスペースが必要になります。
つまり、同じ広さのパントリーでも、通り抜け型にすると棚を置ける面が減る可能性があります。
たとえば1.5畳のパントリーを考えた場合、行き止まり型なら壁面に棚を作りやすくなります。
一方で、通り抜け型にすると通路を確保する必要があります。
パントリーは「通る場所」でもありますが、本来は「物を置く場所」です。
通り抜けを優先した結果、収納量が足りなくなるなら、わが家にとっては少しもったいないと感じました。
玄関→パントリー→キッチン動線で迷った点
便利そうに見える玄関→パントリー→キッチン動線ですが、わが家ではいくつか迷った点があります。
| 迷った点 | わが家で考えたこと |
|---|---|
| 収納量が減らないか | 通路を作る分、棚が減る可能性がある |
| 玄関から生活感が見えないか | パントリー内が見えると散らかって見えやすい |
| 扉が増えないか | 開き戸や引き戸の位置によって使い勝手が変わる |
| 土間収納と役割が重ならないか | 何をどこに置くか決めないと収納が分散する |
| 1階の面積を使いすぎないか | LDK、脱衣所、ファミクロとのバランスが必要 |
| キッチン動線が窮屈にならないか | 冷蔵庫、カップボード、パントリーの位置関係が重要 |

特に気になったのは、収納量です。
玄関からパントリーに抜けられると便利ですが、通路として使う分、棚を置ける場所が減ります。
また、玄関近くにパントリーを作る場合、来客時に中が見えやすい位置にならないかも気になります。
パントリーには食品や日用品を置くので、きれいに収納していても生活感は出やすいです。
扉を付けるのか、引き戸にするのか、ロールスクリーンにするのか。
このあたりも含めて考える必要があると思いました。
土間収納とパントリーの役割分担も大事
玄関近くの収納を考えるとき、パントリーだけでなく土間収納との役割分担も大事です。
わが家では、1階に土間収納も入れたいと考えています。
そうなると、玄関近くに置きたいものがいくつか出てきます。
| 収納場所 | 置きたいものの例 |
|---|---|
| 土間収納 | ベビーカー、外遊び用品、掃除道具、防災用品 |
| パントリー | 食品、飲料、日用品、キッチンまわりのストック |
| キッチン収納 | 調理器具、食器、毎日使う食品 |
土間収納とパントリーの役割があいまいだと、どちらにも物を置いてしまい、結果的に使いにくくなる可能性があります。
玄関→パントリー→キッチン動線を採用するなら、
「玄関近くに何を置きたいのか」
「キッチン近くに何を置きたいのか」
を先に整理した方がよさそうです。
わが家にとって本当に必要か
では、わが家にとって玄関→パントリー→キッチン動線は必要なのか。
現時点での結論は、あれば便利だけど、絶対条件ではないです。
理由は、わが家で優先したい動線がほかにもあるからです。
特に優先したいのは、洗濯動線です。
脱衣所
↓
ランドリー
↓
ファミリークローゼット
↓
着替え・収納
この流れは、ほぼ毎日使う可能性があります。
一方で、玄関→パントリー→キッチン動線は、主に買い物後に使う動線です。
買い物が週2回だとすると、年間104回程度です。もちろん便利です。
ただ、限られた1階の面積の中で考えると、わが家では洗濯動線や収納量の方を優先したいと感じました。
| 優先順位 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 洗濯動線 | 使用頻度が高く、毎日の家事負担に関わる |
| 高 | ファミリークローゼット | 子どもの着替えや収納に使いやすい |
| 高 | キッチン周りの収納量 | 食品・日用品のストックに必要 |
| 中 | 土間収納 | 外用品や防災用品を置きたい |
| 中 | 玄関→パントリー動線 | 買い物後は便利だが使用頻度は週1〜2回程度 |
| 低〜中 | 見た目重視のゆとり | 面積に余裕があれば検討 |

このように整理すると、わが家では玄関→パントリー→キッチン動線は「できれば採用したいけれど、収納量や洗濯動線を削ってまで入れるものではない」という位置づけになりました。
採用するなら確認したいポイント
もし玄関→パントリー→キッチン動線を採用するなら、以下は確認しておきたいです。
| チェック項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 収納量 | 通路を作っても必要な棚量が確保できるか |
| 通路幅 | 買い物袋を持って通りやすいか |
| 扉の位置 | 開け閉めがストレスにならないか |
| 玄関からの見え方 | パントリー内が丸見えにならないか |
| キッチンとの距離 | 冷蔵庫やカップボードと使いやすくつながるか |
| 土間収納との役割 | 外用品と食品・日用品の置き場が分かれているか |
| 生活動線との干渉 | 家族の出入りとぶつからないか |
| 1階全体のバランス | LDK、脱衣所、ファミクロを圧迫しないか |
間取り図を見るときは、単に「つながっているか」だけでなく、
実際に買い物袋を持って歩く流れをイメージした方がよいと思います。
玄関に入る。
靴を脱ぐ。
荷物を持つ。
パントリーに入る。
常温品をしまう。
冷蔵品を冷蔵庫に入れる。
空の買い物袋を片付ける。
ここまで想像すると、必要な収納や通路幅が見えやすくなります。

採用しない場合の代替案
玄関→パントリー→キッチン動線を採用しない場合でも、買い物後の片付けを楽にする方法はあります。
| 代替案 | 内容 |
|---|---|
| キッチン近くにパントリーを作る | 通り抜けにせず収納量を優先する |
| 玄関近くに一時置きスペースを作る | 重い荷物を一度置ける場所を用意する |
| 土間収納に飲料や防災用品を置く | キッチンに近くなくてもよい物を分ける |
| 冷蔵庫の位置を工夫する | 玄関から冷蔵品をしまいやすくする |
| 買い物袋の定位置を決める | 片付け途中で散らかりにくくする |
わが家の場合も、玄関からパントリーへ直行できる動線が難しい場合は、キッチン近くの収納量を優先する方が現実的かもしれません。
「通れるパントリー」よりも「しっかり入るパントリー」の方が、暮らしに合う可能性もあります。

まとめ:玄関からパントリーへつながる動線は便利。でも優先順位が大事
玄関からパントリー、キッチンへつなげる動線は、買い物後の片付けを楽にするうえで便利だと思います。
特に、車でまとめ買いをする家庭や、食品・日用品を多めにストックする家庭、子育て世帯では相性が良いと感じる場面が多そうです。
米、水、飲料、調味料、日用品などを玄関近くで収納できれば、重い荷物を運ぶ距離を短くできます。
一方で、通り抜け型のパントリーには注意点もあります。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 収納量 | 通路分だけ棚が減る可能性がある |
| 生活感 | 玄関から中が見えると散らかって見えやすい |
| 扉・通路 | 扉の位置や開閉で使い勝手が変わる |
| 面積 | 1階の限られたスペースを使う |
| 優先順位 | 洗濯動線やファミクロと競合する可能性がある |
わが家としては、玄関→パントリー→キッチン動線は、あれば便利だと思っています。
ただし、絶対条件ではありません。
優先順位としては、まずは脱衣所とファミリークローゼットの動線。
次に、キッチン周りの収納量。
そのうえで余裕があれば、玄関からパントリーへアクセスできる動線を検討するのが現実的だと考えています。
注文住宅では、便利そうな動線をすべて入れたくなります。
でも、面積には限りがあります。
だからこそ、
「その動線をどれくらい使うのか」
「何を置きたいのか」
「何を犠牲にして作るのか」
を考えながら、わが家に合う間取りを選びたいです。
最後に、玄関→パントリー→キッチン動線を検討するときのチェックポイントをまとめます。
| チェックポイント | 確認 |
|---|---|
| 買い物頻度はどれくらいか | 週1回、週2回、毎日など |
| 重い荷物をよく買うか | 米、水、飲料、日用品など |
| パントリーに何を置きたいか | 食品、日用品、防災用品など |
| 通り抜け型にしても収納量は足りるか | 棚の面数を確認 |
| 玄関から生活感が見えないか | 扉や配置を確認 |
| 土間収納との役割分担はできているか | 外用品と食品を分ける |
| 洗濯動線やファミクロを圧迫しないか | 1階全体で考える |
| 採用しない場合の代替案はあるか | 一時置き、キッチン近く収納など |

玄関からパントリーへつながる動線は、便利な間取りです。
ただ、わが家のように1階に入れたいものが多い場合は「便利だから採用する」ではなく、「わが家の優先順位に合うか」で考えた方が限られた1階の面積を納得して使いやすいと思いました。
玄関からパントリーへつながる動線も悩みましたが、わが家では洗濯動線やファミリークローゼットの優先度もかなり高いと感じています。
1階ファミクロや脱衣所とのつながりについては、こちらの記事でも整理しています。



