【一条工務店】地盤調査でベタ基礎+ソイルセメントに|施工長2.5m・基礎費100万円超の実例
「地表が硬そうな土地でも、地盤改良が必要になることはあるのか」
「一条工務店でソイルセメントが必要になった場合、どのくらい費用が増えるのか」
土地を購入したあとに地盤調査を控えている人は、このあたりが気になるのではないでしょうか。
わが家も一条工務店のグランスマートで家づくりを進めるなかで、地盤調査の結果を待っていました。
結論から書くとわが家の基礎選定結果は、ベタ基礎+ソイルセメントでした。
ソイルセメントの施工長は、現時点で2.5mが目安です。
さらにベタ基礎とソイルセメントを合わせると、基礎関係の費用は合計100万円を超えます。
地盤補強は建物を支えるために必要な工事なので、金額だけを見て外せるものではありません。
それでも土地と建物で約6,000万円規模の家づくりを進めるなか、基礎だけで100万円を超えると分かったときは、正直かなり気持ちが沈みました。
初回見積もりにはベタ基礎しか入っていなかったためです。
この記事では、実際に受け取った地盤調査報告書をもとに次の内容をまとめます。
- わが家の地盤調査結果
- 地表が硬くても地盤補強になった理由
- 施工長2.5mと判断された背景
- 基礎関係の費用が100万円を超えた家計への影響
- 地盤調査後に確認しておきたい項目

わが家の地盤調査結果はベタ基礎+ソイルセメント
わが家の地盤調査は、2026年6月6日に実施されました。
報告書によると、調査内容は次の3つです。
- 地形観察
- 周辺観察
- スクリューウエイト貫入試験
最終的に選定された基礎は、ベタ基礎+ソイルセメントです。
主な結果をまとめると、次のとおりです。
ソイルセメントの施工長は2.5mと記載されていますが、あくまで目安であり建物や配置計画などによって変更される可能性があります。
| 確認項目 | わが家の結果 |
|---|---|
| 基礎選定結果 | ベタ基礎+ソイルセメント |
| ソイルセメント施工長 | 2.5mが目安 |
| 地形区分 | 盛土地・埋立地 |
| 軟弱地盤の兆候 | 周辺観察ではなし |
| 軟弱地盤 | あり |
| 地盤状況の偏り | なし |
| 地下水位 | GL-1.5m |
| 既存擁壁 | あり |
| 新規擁壁の計画 | なし |
| 盛土・切土計画 | なし |
ここで意外だったのが、地表面の状態です。
報告書では、地表面について「乾いている」「硬い」「平坦」と記録され、水はけも良いと評価されていました。湧水や調査地周辺の異常も確認されていません。
土地を見に行ったときも、見るからに地面が軟らかそうな印象はありませんでした。
そのため、地盤補強の可能性は考えていたものの、「ベタ基礎だけで済むかもしれない」と少し期待していました。
ところが、地中を調べるスクリューウエイト貫入試験では、浅い位置に軟弱層が確認されました。
土地の見た目と地中の状態は別物だったというのが、今回の地盤調査で一番印象に残った点です。

地表が硬くても地盤改良が必要になった理由
複数の測定点で浅い軟弱層が確認された
わが家の地盤調査では、建物を建てる予定の範囲を中心にA1からE1までの5地点を測定しています。
試験結果一覧に記載されていた軟弱層の範囲は、次のとおりです。
| 測定点 | 軟弱層の範囲 | 状況 |
|---|---|---|
| A1 | 0~1.25m | 連続 |
| B1 | 0~1.5m | 連続 |
| D1 | 0~1.75m | 断続 |
| E1 | 0~1.0m | 連続 |
中央付近のC1についても、詳細データを見ると深さ1.25m付近まで自沈する部分が確認されました。
地点によって多少違いはありますが、地表から約1~1.75mの浅い範囲に軟弱層と判定された部分があったことになります。
わが家のように地表が硬そうに見える土地でも、地中に軟弱層があることは、外から見ただけでは分かりません。
土地探しの段階で過度に心配する必要はないと思いますが、地盤改良費については、調査結果が出るまで確定しないものとして予算を残しておく必要があると感じました。

「自沈層」とは何か
報告書の基礎選定理由で重要だったのが、自沈層が確認されたことです。
自沈とは、試験機に大きな回転を加えなくてもおもりを含めた機械の重さによってロッドが地中に入っていく状態を指します。
施主目線で簡単に捉えるとロッドを回して進めなくても沈むほど、比較的軟らかい部分があるということです。
わが家の報告書では、複数地点に連続した自沈層が記録されていました。
その結果を踏まえ、建物の水平性能を長期的に維持するためには、ベタ基礎だけでなく地盤補強が必要と判断されたと読み取りました。
ただし、これは報告書を読んだわが家の理解です。専門的な基礎選定の判断理由については、一条工務店の担当者にも確認したほうがよいと思います。
ソイルセメント2.5mとはどのような地盤補強か
ソイルセメントは、地中にセメント系の固化材と水を注入し、現地の土と混ぜながら柱状の改良体を造る地盤補強工法です。
一条工務店の報告書にも原土と固化材をかくはんして改良体を形成し、その改良体で建物を支える工法と記載されていました。
わが家では、ベタ基礎の下に、施工長約2.5mの改良体を造る計画です。
試験の最終貫入長は、測定点によって約2.3~2.7mでした。
深さ2mを超えた付近では、半回転数や換算N値が大きくなり、「ジャリジャリ」という記録も残っています。
わが家としては、浅い軟弱層より下の地盤まで改良体を形成するため、2.5mという施工長が設定されたのではないかと考えました。
ただし、報告書には明確な説明がないため、ここは施主である私の推測です。
施工長が2.5mになった正式な理由については、今後一条工務店の担当者へ確認する予定です。

地盤調査前と調査後で基礎の見積もりが変わった
わが家が自由に「ベタ基礎だけにするか、ソイルセメントを追加するか」を選んだわけではありません。
地盤調査前の初回見積もりでは、ベタ基礎だけが計上されていました。その後、地盤調査の結果を受けて、ソイルセメントが追加される流れです。
調査前後の違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | 地盤調査前 | 地盤調査後 |
|---|---|---|
| 基礎の想定 | ベタ基礎 | ベタ基礎+ソイルセメント |
| ソイルセメント施工長 | 未定 | 2.5mが目安 |
| 見積もりへの計上 | ベタ基礎のみ | ソイルセメントを追加予定 |
| 基礎関係の合計 | 100万円未満 | 100万円超 |
| わが家の受け止め | 補強なしにも少し期待 | 必要な工事として受け入れる方向 |
初回見積もりの時点では地盤調査前だったため、正確な地盤補強費を出せなかったことは理解しています。
ただ土地を購入し、建物の予算もある程度固まり始めたあとに基礎関係の合計が100万円を超えると分かったのは痛かったです。
住宅ローンの総額から見れば、100万円は数%にも満たないかもしれません。
それでも家づくりではカップボード、外構、照明、エアコンなどほかにも追加費用が積み重なります。100万円あれば、設備や外構の選択肢はかなり変わります。
わが家の場合、最初から地盤補強の予備費を確保していれば、オプションを選ぶ基準も少し変わっていたと思います。

基礎関係が100万円を超えても地盤補強を受け入れる理由
基礎関係の費用が100万円を超えると分かったときは、正直かなり萎えました。
ただし、わが家では、金額だけを理由に地盤補強を外すことは考えていません。
報告書には、複数地点で浅い自沈層が記録されています。その結果をもとに、一条工務店の基礎選定基準でソイルセメントが必要と判断されています。
土地と建物を合わせて約6,000万円規模になるなかで、建物を支える基礎や地盤に不安を残すほうが、わが家にとっては心配でした。
地盤補強の費用が安いとは思いません。
それでも内装や設備のように後から交換できる部分ではなく、完成後には簡単に手を加えられない部分です。
そのため、現時点では必要な費用として受け入れる方向で考えています。
ソイルセメントで気になっている点
費用以外にも、確認したい点があります。
地盤調査報告書には、ソイルセメント工事について次の注意事項が記載されています。
- 地中障害物がある場合は撤去が必要
- 障害物を撤去できない場合は施工位置が変わる可能性がある
- 土の抵抗などで予定の深さまで到達しない場合がある
- 状況によって改良体の本数が増える場合がある
- 既存擁壁の状態によっては、地盤改良工事時に異常が出る可能性がある
また解体・盛土・擁壁などの計画が変わると、基礎仕様の再検討が必要になる場合があります。
わが家の土地には既存擁壁があるため、地盤改良工事への影響がないかは施工前に確認しておきたいところです。
現時点の施工長は2.5mですが本数や直径、正式な配置、工事中に追加費用が発生する条件までは確認できていません。
分からないことを無理に推測せず、担当者に確認した内容は分かり次第この記事にも追記する予定です。
ベタ基礎+ソイルセメントでも液状化対策とは限らない
地盤調査報告書には、液状化の発生傾向を示す地図も掲載されていました。
わが家の土地は、相対的な液状化の発生傾向図では、オレンジ色で示された範囲に位置しています。
ただしこの地図は特定の地震を想定して、「この土地は必ず液状化する」と判定するものではありません。
地形区分をもとに、液状化の発生傾向を相対的に示した資料です。
また報告書を読む限り、今回のベタ基礎とソイルセメントは、通常時の沈下や傾斜への対策として選定されたものであり、液状化そのものを防ぐ工事とは分けて考える必要があります。
わが家も当初は、「地盤改良をすれば、液状化についてもまとめて対策できるのでは」と考えていました。
しかし、地盤補強と液状化対策は同じものではありません。
今後は自治体の液状化ハザードマップも確認し、追加の調査や対策が必要なのか、一条工務店の担当者へ確認する予定です。
地盤調査結果を受け取ったら確認したいチェックリスト
地盤調査報告書を受け取ったとき最初は専門用語や数字が多く、どこから確認すればよいのか分かりませんでした。
わが家の経験をもとに、確認しておきたい項目をまとめます。
まず確認したい5項目
- 基礎選定結果
- 地盤補強の正式な追加金額
- 施工長、直径、本数、配置
- 工事中に追加費用が発生する条件
- 地盤保証と液状化対策の範囲
余裕があれば確認したい項目
- ベタ基礎と地盤補強の金額はそれぞれいくらか
- 見積金額は税込みか税別か
- 施工長はすべての改良体で同じなのか
- 地中障害物が見つかった場合はどうなるか
- 改良体の本数が増える可能性はあるか
- 増えた場合の追加費用は誰が負担するか
- 既存擁壁が地盤改良工事に影響しないか
- 間取りや建物配置の変更で再判定が必要か
- 地盤保証の期間と対象範囲
- 液状化による沈下や傾斜は保証対象か
- 自治体のハザードマップと報告書の評価に違いがないか
特に確認したいのは、地盤補強費の見積もりに何が含まれているかです。
最初に提示された金額だけで終わるのか、工事中の状況によって本数や施工位置が変わり、追加費用が発生する可能性があるのかで家計への影響は変わります。
住宅ローンやオプションの予算を決める前に、可能な範囲で確認しておいたほうが安心です。

まとめ|わが家はベタ基礎+ソイルセメントを受け入れる方向
わが家の地盤調査結果は、次のとおりでした。
- 基礎選定結果はベタ基礎+ソイルセメント
- ソイルセメントの施工長は2.5mが目安
- 地表面は硬く水はけも良かった
- 複数の測定点で浅い軟弱層や自沈層が確認された
- ベタ基礎とソイルセメントを合わせた基礎関係の合計は100万円超
- 地盤補強と液状化対策は分けて確認する必要がある
基礎関係だけで100万円を超えるのは、家計にとって小さな金額ではありません。
初回見積もりにソイルセメントが入っていなかったため、「また見積もりが増えるのか」と感じたのが本音です。
それでも、わが家では調査結果を踏まえ必要な地盤補強として受け入れる方向で考えています。
一方で施工長2.5mは目安であり、本数や直径、正式な費用、既存擁壁への影響などまだ確認できていない点もあります。
地盤調査結果を受け取った人は、「地盤改良が必要かどうか」だけで終わらせず、軟弱層の深さ、選定理由、追加費用、地盤保証、液状化との違いまで確認すると次の打ち合わせで聞くべきことを整理しやすくなります。
地盤調査の前には、一条工務店から敷地調査報告書も受け取っています。
敷地調査では前面道路の幅、セットバック、敷地の高低差、既存擁壁、申請費用など、地盤調査とは別の注意点が見つかりました。
土地購入後に確認した内容をまとめて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。



今後、ソイルセメントの正式な追加費用や施工本数が分かり次第、見積もりの変化についても別記事でまとめる予定です。
