かえる建築相談所の間取り診断を受けた結果|60ページ超+2時間超の動画で間取りを見直しました
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一条工務店のグランスマートで家づくりを進めているわが家ですが、間取りについてはかなり悩みました。
一条工務店との打ち合わせで間取りは少しずつ形になっていたものの、
「本当にこのまま進めて大丈夫なのか?」
という不安が最後まで残っていたからです。
間取りは完成してから簡単に直せるものではありません。
特にわが家は4人家族で子どもがまだ小さいこともあり、今の暮らしだけではなく10年後・20年後まである程度考える必要があります。
そこで、一条工務店から提案された間取りをもとにかえる建築相談所へ間取り診断をお願いしました。
結果として受け取ったのは、60ページを超えるPDF資料と2時間を超える解説動画。
内容はかなりボリュームがあり、わが家では「依頼してよかった」と感じています。
一方で、指摘された内容をすべて採用したわけではありません。
一条工務店には一条工務店ならではのルールがありますし、家族の好みや予算もあります。
この記事では、実際にどんな指摘を受けたのか、その中から何を参考にして最終的にわが家がどう間取りを変えたのかをまとめます。


かえる建築相談所の間取り診断は3部構成
今回いただいた資料は、大きく3つに分かれていました。
- 第1部:敷地・断熱・構造
- 第2部:間取り診断
- 第3部:改善提案
個人的には「間取りの悪いところを数個指摘して終わり」くらいを想像していたので、想像していたよりかなり細かい内容でした。
特に参考になったのが第2部と第3部です。
単に「ここがよくない」と言われるだけではなく、そこから実際に別の間取り案まで出してもらえたため、比較しながら考えられました。
第1部|敷地・断熱・構造について
グランスマートの断熱・構造について大きな指摘はなし
まず確認されたのが、敷地・断熱・構造についてです。
断熱や構造については、わが家が一条工務店のグランスマートを選んでいることもあり、今回の診断では特段大きな指摘はありませんでした。
もちろん「一条工務店だから何も確認しなくていい」という意味ではありません。
ただ、今回の診断では間取りの改善点のほうが圧倒的に多く、断熱・構造よりもそちらに時間を使う形になりました。
敷地については事前に診断済み
土地については、間取り診断より前にかえる建築相談所へ敷地診断を依頼していました。
そのため、今回あらためて大きな問題が指摘されたわけではありません。
敷地診断では、周辺建物との関係や日当たりなども含めて確認してもらっています。
こちらについては別記事で詳しくまとめています。

南側からの日当たりも確認してもらった
今回の資料では、南側からの日当たりについても資料を作成してもらいました。
図面だけを見ていると、
「南に窓があるから明るいだろう」
くらいに考えてしまいがちですが、実際には窓の高さや位置、吹き抜けとの関係などでも室内への光の入り方が変わります。

わが家の場合は、この確認をもとに南側の吹き抜け窓について変更したほうがよいというアドバイスをもらいました。
吹き抜けはわが家のLDKでかなり重要な部分なので、窓について第三者から意見をもらえたのは参考になりました。
第2部|一条工務店の間取りを診断してもらった
ここからが今回もっとも参考になった部分です。
一条工務店から提案されていた間取りを細かく見てもらったところ、わが家だけでは気づかなかった点がかなり出てきました。



外構計画はもっと早く考えたほうがいい
最初に指摘されたのが外構です。
わが家は当時、建物の間取りを優先して考えていて、外構はどちらかというと後回しでした。
しかし、駐車場・アプローチ・玄関位置・室外機・庭などは、建物配置とかなり関係します。
特にわが家は車2台を置く予定です。
あとから外構を考えて、
「駐車しにくい」
「思っていたより勾配がきつい」
となるのは避けたいところ。
駐車場については、1/50~1/100程度の勾配を目安として考えるアドバイスをもらいました。
わが家でもその後、建物配置と合わせて駐車場の勾配をかなり意識するようになりました。
TVスペースがかなりギリギリ
リビングについては、TVを置ける場所がかなり限定されていることも指摘されました。
図面上では「TVを置ける」と思っていたのですが、家具の大きさや通路まで考えると意外と余裕がありません。
わが家はダイニングからもTVを見たいと考えているので、TVの位置はその後もかなり悩みました。
間取りを見るときはTVマークが書いてあるかではなく、実際に置きたいTVの横幅、ソファとの距離、ダイニングからの見え方まで確認したほうがよかったと感じています。
トイレの音がリビングへ響く可能性
1階トイレとLDKの位置関係についても指摘がありました。
ドアや廊下を挟んでいても、間取りによってはトイレの音がリビング側へ伝わりやすくなる可能性があります。
図面を考えていると収納量や動線ばかり見てしまいますが、生活してから気になるのはこうした「音」かもしれません。
わが家だけではあまり意識していなかったポイントでした。
ダイニング横が通路になっている
ダイニングの左側が主要な動線になっていることも指摘されました。
図面だけを見ると十分な広さがあるように感じても、椅子を引いた状態で人が通ると狭くなる可能性があります。
わが家は普段4人でダイニングを使う予定なので、テーブルだけではなく椅子を引くスペース+人が通るスペースまで考える必要がありました。
これは家具のサイズを決める際にもかなり影響しています。
WICと脱衣室にも使いにくい場所があった
収納についてもいくつか指摘がありました。
特にWICは、面積だけを見ると十分に思えても通路を確保すると実際に服を掛けられる場所が少なくなることがあります。
また、脱衣室についても設備配置によって使いにくくなる部分がありました。
わが家は「1階で洗濯から収納までできること」をかなり重視しています。
そのため、単純な○畳という広さではなく、
洗う→乾かす→畳む→しまう
まで実際に歩けるかを考え直しました。
リビング窓と吹き抜け窓の位置関係
リビング側の窓と吹き抜け部分の窓の位置がずれている点も指摘されました。
窓は採光だけではなく、室内から見たときのバランスにも影響します。
このあたりは図面だけではイメージしにくいため、立面や室内パースも合わせて確認したほうがよいと感じました。
主寝室と子ども部屋の位置も再検討
2階では主寝室と子ども部屋が隣り合っていることについて、音の面から指摘がありました。
さらに南側の条件がよい場所を子ども部屋にしていたため、
「南側を主寝室にする考え方もあるのでは」
という提案もありました。
これについては家庭によって考え方がかなり変わると思います。
子ども部屋の日当たりを優先する家庭もあれば、夫婦が長く使う主寝室を優先する家庭もあります。
わが家でも「どちらを南側にするか」はかなり迷いました。
2階トイレと吹き抜けの音にも注意
2階トイレが吹き抜けに近く、吹き抜け部分も完全に壁で閉じられていなかったため、トイレの音が1階へ伝わる可能性も指摘されました。
吹き抜けは開放感がある反面、音も上下階へ抜けやすくなります。
吹き抜けを採用する場合は見た目や明るさだけではなく、寝室・トイレ・テレビなど音が発生する場所との位置関係も確認したほうがよさそうです。
WIC内のロスガードは再検討
WIC内にロスガードを配置していた点についても、別の場所を検討したほうがよいというアドバイスをもらいました。
ロスガードは一条工務店の換気システムですが、設置場所によっては収納スペースへの影響やメンテナンス時の使い勝手も考える必要があります。
「入るからここでいい」ではなく、将来の点検まで考えておく必要があると感じました。
パラペット屋根からアーバンルーフへの変更案
玄関ポーチには雨避けとしてパラペット屋根を予定していました。
ただ今回の診断では、将来的なメンテナンスも考えるとアーバンルーフへ変更する方法もあるという提案をもらいました。
ここはデザインとの兼ね合いもあるため、何を優先するかで判断が変わります。
わが家でも「見た目」「雨避け」「メンテナンス」の3つを比較しながら考えることになりました。
第3部|改善した間取り案も作成してもらった
今回よかったのは、問題点を指摘して終わりではなかったことです。
まず現在の間取りを大きく崩さず、問題点を改善した案を2案作成してもらいました。
そのうちの1案です。


この段階でも十分参考になったのですが、さらに大きく間取りを変えた大幅改善案を7案いただきました。
正直、7案も出てくるとは思っていませんでした。
一条工務店との打ち合わせではわが家の場合、一度に比較できる提案は多くても2案程度でした。
そのため7案を横並びで見られたことで、
「この配置もありなのか」
「ここを動かせばファミクロを広げられる」
など、今まで考えていなかった選択肢が一気に増えました。
わが家が特に比較した2案はこちらです。




また、提案を受け取って終わりではなく、アフターフォロー期間内でブラッシュアップできる点も助かりました。
わが家も7案の中からベースとなる1案を選び、そのまま採用するのではなく、自分たちの生活に合わせて一部を変更しています。
第三者に間取りを作ってもらう意味は「その間取りを丸ごと採用すること」ではなく、選択肢を増やすことにもあると感じました。
間取り診断を受けて感じたメリットとデメリット
わが家にとって一番大きかったメリットは、やはり選択肢が増えたことです。
間取りを自分たちと住宅会社だけで考えていると、何度も同じ図面を見ているうちに、
「もうこれしかない」
という感覚になってきます。
第三者からまったく違う案を出してもらったことで、一度考え方をリセットできました。
また、動線・音・窓・外構など、自分たちが見落としていた部分を指摘してもらえたことも大きかったです。
一方で、デメリットもあります。
提案された内容をすべて一条工務店で実現できるとは限りません。
一条工務店には構造上のルールや設備配置の制約があるため、「この案がいい」と思っても、そのまま採用できないケースがあります。
また、選択肢が7案まで増えたことで逆に迷う時間も増えました。
選択肢が多ければ必ず決めやすくなるわけではありません。
最終的には、
「家事動線」
「収納」
「LDKの過ごしやすさ」
「子どもが成長したあとの使い方」
などわが家が何を優先するのかを決める必要がありました。
今回わが家が利用したのは、かえる建築相談所の間取り診断です。
60ページを超える資料や2時間を超える解説動画に加えて、現状改善案2案・大幅改善案7案まで提案してもらい、わが家では間取りを見直すきっかけになりました。
もちろん、土地条件や住宅会社によって診断内容は変わると思いますが、「今の間取りのまま進めていいのか一度確認したい」という方は、サービス内容を確認してみてもよいと思います。
わが家は間取り診断を受けてよかった
今回の間取り診断については、わが家では依頼してよかったと感じています。
診断前の一条工務店の間取りは、当時のわが家には少し使いにくそうな部分が残っていました。
ただ、自分たちだけでは「何となく気になる」という状態から先へ進めませんでした。
それを第三者に見てもらったことで、
- なぜ使いにくいのか
- どこを変えれば改善できるのか
- ほかにどんな配置が考えられるのか
を具体的に比較できるようになりました。
最終的には、大幅改善案7案の中から1案をベースに選びさらにわが家向けにカスタムしています。
そのため、「提案された間取りをそのまま採用した」というより間取りの選択肢を増やしてもらい、そこから自分たちなりの答えを作ったという感覚に近いです。
これから間取りを確認する人に見てほしいポイント
今回の経験から間取りを見るときは部屋の広さだけではなく、
「家具を置いた状態で通れるか」
「トイレやテレビの音はどこへ抜けるか」
「収納の中まで実際に使えるか」
「外構と建物配置が成立しているか」
「窓の位置は採光と見た目の両方で問題ないか」
まで確認したほうがよいと感じました。
間取り図上で○畳あることと実際に使いやすいことは別です。
これは今回かなり勉強になりました。
わが家の間取りも現時点ではかなり固まっていますが、電気・照明・設備などとの兼ね合いで細かな部分はまだ変わる可能性があります。
完成して実際に暮らしてみなければ分からないこともあると思います。
それでも、着工前に一度立ち止まって第三者の視点を入れたことで「知らないまま進めてしまう」部分はかなり減らせました。
わが家の場合は、一条工務店から提案された間取りだけでは気づけなかった点を第三者目線で確認できたことが、一番大きな収穫でした。
「間取りはある程度できたけれど、このまま進めるのが少し不安」という方は、第三者の意見を入れる方法のひとつとして、かえる建築相談所の間取り診断があります。
今回の間取り診断を受ける前には、土地の日当たりや周辺環境についても第三者目線で確認してもらっています。
敷地診断でどんなことを指摘されたのかは、こちらの記事で詳しくまとめています。


