一条工務店で乾太くんを採用しない方向にした理由|子育て4人家族の洗濯乾燥計画
一条工務店のグランスマートで注文住宅を計画する中で、最後まで迷っている設備の一つが、ガス衣類乾燥機の「乾太くん」です。
乾太くんは乾燥時間が短く、子育て世帯や共働き家庭との相性がよい設備としてよく紹介されています。
わが家も、小さな子どもが2人いる4人家族です。
タオル、着替え、保育園用品、寝具など、今後さらに洗濯物が増えることを考えると、乾太くんの時短効果にはかなり魅力を感じました。
それでも、現時点では乾太くんを採用しない方向で考えています。
理由は、乾太くんの性能に不満があるからではありません。
わが家では、一条工務店の太陽光発電と蓄電池を活用し、できるだけ電気中心で暮らしたいと考えているためです。
また、夫婦ともに在宅勤務が多く、洗濯乾燥を午前中から日中に行いやすいことも判断に影響しました。
この記事では、乾太くんのメリットを確認したうえで、
- なぜわが家では採用しない方向なのか
- 太陽光やオール電化とどう関係するのか
- 電気乾燥を選ぶ場合にどんな注意点があるのか
- 乾太くんを採用する前に何を確認すればよいのか
を、家づくり中のわが家の状況とあわせて整理します。
なお、この記事は入居後の使用レビューではありません。
一条工務店グランスマートの設計・設備検討段階で考えた内容です。
実際の設置条件や工事費は、建築地や間取り、ガス会社、採用機種によって異なります。
結論|わが家は乾太くんより電気乾燥を優先する予定
先に結論を書くと、わが家では次の理由から、乾太くんではなく電気式の乾燥設備を中心に検討しています。
- 太陽光で発電した電気を家事に使いたい
- 蓄電池を採用予定
- できるだけオール電化に近い暮らしにしたい
- 乾燥のためだけにガス契約を増やしたくない
- 在宅勤務が多く、日中に乾燥できる
- 乾燥時間の短さより、家全体のエネルギー計画を優先したい
- 洗濯機と乾燥機を横並びにしたい
- 洗濯から収納まで1階で完結させたい
乾太くんは、短時間で洗濯物を乾かせる便利な設備です。
ただ、設備選びでは性能だけでなく、自分たちの生活時間や間取り、家計、住宅全体の方針に合っているかも重要だと考えました。

わが家の前提条件
わが家の家族構成と洗濯計画は、次のとおりです。
| 項目 | わが家の状況 |
|---|---|
| 住宅会社 | 一条工務店 |
| 商品 | グランスマート |
| 家族構成 | 大人2人・子ども2人 |
| 働き方 | 夫婦ともに在宅勤務が多い |
| エネルギー | 太陽光発電・蓄電池を採用予定 |
| 暮らし方 | オール電化を基本に検討 |
| 洗濯時間 | 午前中から日中を想定 |
| 乾燥方法 | 乾燥機中心 |
| 収納 | 1階ファミリークローゼットを重視 |
| 設置案 | 縦型洗濯機と電気乾燥機を横並び |
| 現在の判断 | 乾太くんは不採用方向 |

わが家では、洗濯設備だけを単独で考えるのではなく、
洗う→乾かす→しまう
という家事全体の流れで考えています。
乾燥機の性能が高くても、洗濯物を取り出しにくかったり、乾燥後の衣類を2階まで運んだりする必要があれば、家事負担は残ります。
そのため、洗濯乾燥設備と1階ファミリークローゼットの位置をまとめて検討しています。
乾太くんの乾燥時間は大きなメリット
乾太くんの最大のメリットは、やはり乾燥時間の短さです。
リンナイ公式では、乾燥時間の目安として次の数値が示されています。
| 乾燥方式 | 洗濯物の量 | 乾燥時間の目安 |
|---|---|---|
| 乾太くん | 6kg | 約60分 |
| 乾太くん | 9kg | 約90分 |
| 電気ヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機 | 6kg | 約185分 |
| 電気ヒーター式全自動洗濯乾燥機 | 6kg | 約312分 |
※この比較の電気式は、リンナイ公式が比較対象としている全自動洗濯乾燥機です。わが家が検討している独立型の電気衣類乾燥機とは異なり、乾燥時間も機種によって変わります。
乾太くんで1回目の洗濯物を乾燥している間に、洗濯機で2回目を洗うこともできます。
子どもが服や寝具を汚した日や、保育園の持ち物を翌朝までに乾かしたい日には、この速さが役立ちそうです。
わが家も子どもが2人いるため、乾太くんのスピードは最後まで迷ったポイントでした。

出典:リンナイ公式「ガス衣類乾燥機 乾太くん」
https://rinnai.jp/lp/kanta/
※乾燥時間・ランニングコストは、メーカー所定の試験条件による参考値です。
乾太くんのランニングコストを確認
リンナイ公式では、乾太くん1回あたりのランニングコスト例として、次の金額が示されています。
| 容量 | ガス料金 | 電気料金 | 1回あたり |
|---|---|---|---|
| 6kg | 約85円 | 約11円 | 約96円 |
| 9kg | 約133円 | 約16円 | 約149円 |
この金額を使い、毎日1回運転した場合を単純計算すると、次のようになります。
| 容量 | 1か月30日 | 1年間365日 |
|---|---|---|
| 6kg | 約2,880円 | 約35,040円 |
| 9kg | 約4,470円 | 約54,385円 |
ただし、この金額はリンナイ公式が設定したガス単価・電気単価・試験条件による参考値です。
ガスの基本料金は含まれていません。
実際の負担額は、次の条件によって変わります。
- 都市ガスかプロパンガスか
- 契約するガス会社
- ガスと電気の単価
- 乾燥させる洗濯物の量
- 1日に使用する回数
- 採用する機種
- ガスを乾燥機以外にも使うか
年間3万円から5万円程度という試算だけを見ると、わが家も「高すぎて採用できない」とは感じませんでした。
問題は金額そのものよりも、乾燥機のためにガス契約とガス設備を追加するかどうかです。

出典:リンナイ公式「ガス衣類乾燥機 乾太くん」
https://rinnai.jp/lp/kanta/
※乾燥時間・ランニングコストは、メーカー所定の試験条件による参考値です。
わが家が乾太くんで迷った4つのポイント
1.乾燥のためだけにガスを契約すること
わが家は、一条工務店の太陽光発電と蓄電池を採用し、給湯や調理も含めて電気中心で暮らす予定です。
乾太くんを採用すると、洗濯物を乾燥させるためにガスを使うことになります。
ガスを給湯や調理にも使用する家庭であれば、乾太くんを追加してもガス契約自体は増えません。
一方、わが家のようにほかの設備を電気でまとめる場合、乾太くんのためにガス契約を追加することになります。
その場合は、乾燥に使ったガス代だけでなく、ガスの基本料金や配管工事なども含めて判断する必要があります。
2.太陽光で発電した電気を乾燥に活かしにくいこと
一条工務店の太陽光発電と蓄電池を採用する理由の一つは、家で発電した電気をできるだけ自宅で使うことです。
わが家は在宅勤務が多いため、日中に次の家電を動かしやすい環境です。
- 洗濯機
- 電気乾燥機
- 食洗機
- エコキュート
- 冷暖房
電気乾燥であれば、発電している時間帯に運転することで、太陽光の電気を使える可能性があります。
一方、乾太くんは運転時に少量の電気も使用しますが、乾燥に使う主なエネルギーはガスです。
そのため、わが家では太陽光を活用するという住宅全体の方針と少し合いにくいと感じました。
ただし、太陽光で発電した電気も「無料」とは限りません。
自宅で使わなければ売電できる可能性があるため、売電単価、買電単価、電気乾燥機の消費電力量を含めた比較が必要です。
現時点では採用する電気乾燥機の機種が決まっていないため、乾太くんより電気乾燥の方が必ず安いとは判断していません。
わが家が優先しているのは、単純な料金差よりも、エネルギーを電気中心にまとめることです。
3.設置費用とメンテナンス対象が増えること
乾太くんを設置する場合、本体代以外にも、間取りや建築地によって次の費用が発生する可能性があります。
- ガス配管工事
- 排湿管工事
- 専用台や造作棚
- ガス会社との契約
- 将来の点検や交換費用
わが家では、まだ乾太くんを採用した場合の正式な見積もりを取得していません。
そのため、「初期費用が高いから不採用」とは断定できません。
ただ、注文住宅では住宅ローンや外構、家具・家電などにも費用がかかります。
世帯年収が1,000万円台であっても、気になる設備をすべて採用するのではなく、生活への効果が大きいものから優先したいと考えています。
4.洗濯機と乾燥機を横並びにしたいこと
わが家では、縦型洗濯機と電気乾燥機を横並びで置く案を検討しています。
妻の身長は147cmです。
洗濯機の上に乾燥機を設置すると、乾燥機の奥にある衣類を取り出したり、フィルターを掃除したりするときに、使いにくさが出る可能性があります。
毎日使う設備だからこそ、乾燥時間だけでなく、衣類の出し入れや掃除のしやすさも重視したいと考えました。
横並びにすると設置幅が必要になりますが、高い位置から洗濯物を取り出す負担を減らせます。
この点は、カタログの性能比較だけでは分からなかった、わが家独自の判断材料です。

在宅勤務が多いため、乾燥時間を許容しやすい
乾太くんは乾燥時間が短く、夜に洗濯する家庭には大きなメリットがあります。
一方、わが家は夫婦ともに在宅勤務が多く、洗濯乾燥は基本的に午前中に行う予定です。
想定している流れは、次のとおりです。
| 時間帯 | 洗濯の流れ |
|---|---|
| 午前中 | 洗濯を始める |
| 午前中から日中 | 太陽光発電中に乾燥する |
| 乾燥後 | 衣類を取り出す |
| 夕方まで | 1階ファミリークローゼットへ収納する |
夜に洗濯を始めて、翌朝までに急いで乾かす必要がある家庭と比べると、わが家は乾燥時間の長さを許容しやすい生活です。
乾燥に数時間かかる機種であっても仕事中に運転して夕方までに終われば、わが家では大きな問題になりにくいと考えています。
逆に、出勤前や就寝前の短時間で洗濯を終わらせたい家庭であれば、乾太くんのスピードは大きな価値になると思います。

乾燥後の衣類を1階ファミクロへ運ぶ予定
わが家では、洗濯物を1階で完結させる間取りを重視しています。
乾燥後の衣類は、次のように収納する予定です。
- 下着やタオルは畳んで収納する
- ハンガー収納する衣類は、そのままファミリークローゼットへ移動する
- 子どもの着替えや保育園準備も1階で行う
- 2階へ衣類を運ぶ回数を減らす
乾燥機の時間を短くするだけでなく、乾燥後の衣類を移動させる距離を短くすることも家事時間の削減につながります。
わが家では、乾太くんの時短効果よりも、
洗濯機から乾燥機、乾燥機からファミリークローゼットまでの動線
を短くすることを優先しました。

電気乾燥を選ぶ場合にも注意点がある
乾太くんを採用しなければ、洗濯乾燥の悩みがすべて解決するわけではありません。
電気乾燥にも、次のような注意点があります。
乾燥時間が長くなる可能性がある
電気乾燥は、機種や乾燥方式によって乾燥時間が異なります。
子どもの服や寝具を急いで乾かしたい日に、乾燥が終わるまで時間がかかる可能性があります。
電気代が必ず安いとは限らない
太陽光発電中に運転できても、天候や季節によって発電量は変わります。
夜間や雨の日は、電力会社から購入した電気を使用することになります。
電気乾燥機を選ぶ際は、本体価格だけでなく、消費電力量も確認する必要があります。
横並びには広い設置スペースが必要
縦型洗濯機と電気乾燥機を横並びにすると、ランドリールームの横幅を使います。
乾燥機のために収納や作業台を減らすことにならないか、間取りとあわせて確認が必要です。
家族4人分の容量が足りるか確認が必要
子どもが成長すると、服のサイズや洗濯物の量も増えます。
現在の洗濯量だけでなく、将来も使える乾燥容量かどうかを確認する予定です。
電気乾燥を選ぶ場合も、乾燥時間、容量、消費電力、設置寸法を具体的な機種で比較しなければ判断できません。
乾太くんと電気乾燥をわが家の条件で比較
現時点での考えを表にまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | 乾太くん | 電気乾燥 | わが家が重視する方 |
|---|---|---|---|
| 乾燥時間 | 短い | 機種によって長い | 乾燥時間は許容可能 |
| 太陽光の活用 | 主な熱源はガス | 発電中の電気を使える | 電気乾燥 |
| ガス契約 | 必要 | 不要 | 電気乾燥 |
| 日中の運転 | 可能 | 可能 | どちらも可能 |
| 夜の急な洗濯 | 対応しやすい | 時間がかかる可能性 | 急ぐ機会は少ない想定 |
| 洗濯機との同時運転 | しやすい | 別体型なら可能 | どちらも候補 |
| 設置計画 | ガス・排湿管などの確認が必要 | 電源・設置幅などの確認が必要 | 間取り次第 |
| わが家との相性 | 時短面は魅力的 | エネルギー方針と合いやすい | 電気乾燥 |
この比較は、すべての家庭に当てはまるものではありません。
乾太くんの価値は、洗濯する時間帯や回数、ガス契約の有無によって大きく変わります。
乾太くんが向いている家庭
次のような家庭では、乾太くんのメリットを感じやすいと思います。
- 夜に洗濯することが多い
- 翌朝までに衣類を乾かしたい
- 1日に2回以上洗濯することが多い
- 子どもの部活や保育園用品を急いで乾かしたい
- すでにガスを給湯や調理に使う予定
- 乾燥時間の短さを最優先したい
- 洗濯物を干す時間をできるだけ減らしたい
特に、仕事から帰宅した後に洗濯を始める家庭では、乾燥時間の短さが大きな助けになりそうです。
電気乾燥が向いている家庭
一方、次のような家庭では、電気乾燥も候補になります。
- 太陽光発電を採用する
- オール電化を予定している
- 乾燥のためだけにガス契約を増やしたくない
- 午前中から日中に洗濯できる
- 乾燥時間の長さをある程度許容できる
- 洗濯機と乾燥機を横並びにしたい
- 電気中心に設備をまとめたい
どちらが正解というよりも、生活時間と住宅設備の計画に合う方を選ぶことが重要です。
一条工務店で乾太くんを検討するときの確認ポイント
乾太くんを採用するか迷っている場合は、営業担当者や設計担当者へ次の点を確認しておくと判断しやすくなります。
- 建築予定地で使用するガスの種類
- ガス基本料金と使用料金
- ガス配管工事の費用
- 排湿管を通す位置
- 外壁や気密性能への影響
- 本体・専用台・工事を含めた総額
- 設置に必要な横幅・高さ・奥行き
- 扉を開けたときの通路幅
- フィルターを掃除しやすい高さか
- 洗濯機から衣類を移しやすいか
- 将来交換するときの搬入経路
- 入居後に追加設置できるか
- メーカー保証と住宅会社の保証範囲
電気乾燥機を検討する場合も、次の項目を確認します。
- 乾燥容量
- 乾燥時間
- 1回あたりの消費電力量
- 本体の設置寸法
- 必要なコンセント
- 排水や排気の条件
- 1日に複数回使えるか
- シーツや毛布を乾燥できるか
- フィルターの掃除方法
- 洗濯機との高さや奥行きの差

現時点で未確認のこと
わが家では、まだ次の内容をすべて確認できていません。
- 乾太くんを設置した場合の正式な追加費用
- ガス配管や排湿管の具体的な位置
- 採用する電気乾燥機の機種
- 電気乾燥機の年間電気代
- ランドリールームに必要な横幅
- 子どもが成長した後の洗濯容量
これらは、今後の間取り打ち合わせや家電選びの中で確認する予定です。
分からない内容を予想で埋めるのではなく、決まった段階で追記していきます。
まとめ|乾太くんの性能ではなく、わが家との相性で判断した
乾太くんは、洗濯物を短時間で乾かせる魅力的な設備です。
リンナイ公式の試算では、6kgの洗濯物を約60分、9kgを約90分で乾燥できるとされています。
子どもがいる家庭や夜に洗濯する家庭、1日に複数回洗濯する家庭にとっては、大きな時短効果が期待できます。
一方、わが家は一条工務店のグランスマートで、太陽光発電と蓄電池を採用する予定です。
夫婦ともに在宅勤務が多く、午前中から日中に洗濯乾燥を行えるため、乾燥時間の短さを最優先する必要はないと考えました。
さらに、
- 電気中心で暮らしたい
- 乾燥のためだけにガス契約を増やしたくない
- 縦型洗濯機と電気乾燥機を横並びにしたい
- 1階ファミリークローゼットまでの動線を短くしたい
という理由から、現時点では乾太くんを採用しない方向です。
ただし、電気乾燥の方が必ず安い、すべての家庭に合うという意味ではありません。
設備を選ぶときは、本体の性能だけでなく、
- いつ洗濯するのか
- 1日に何回洗濯するのか
- ガスをほかの設備にも使うのか
- 太陽光を採用するのか
- 乾燥後の衣類をどこへ収納するのか
- 家族が無理なく操作できる高さか
まで確認することが大切です。
わが家も、今後は具体的な電気乾燥機の容量や設置寸法を確認し、ランドリールームとファミリークローゼットの間取りを固めていきます。
太陽光発電と蓄電池を採用した場合の電気代については、以下記事で詳しく整理しています。

また、洗濯後の衣類を1階で収納する間取りについては、以下記事もあわせてご覧ください。

