お金・住宅ローン

注文住宅を買う前に家計で確認したこと|住宅ローン・車・教育費・貯金を試算

numblp

注文住宅を検討するとき、最初に気になるのは住宅ローンの月々返済額です。

たとえば6,000万円の住宅ローンを40年で借りた場合、金利0.8%なら月々の返済額は約14.6万円です。

この金額だけを見ると、

「今の家賃より少し高いけど、何とかなるかもしれない」

と思いやすいです。

しかし、家を買った後にかかるお金は住宅ローンだけではありません。

子どもの教育費、車の維持費、固定資産税、火災保険、修繕費、外構費、家具家電、旅行、外食など、生活に必要なお金はそのまま続きます。

特にわが家の場合、子ども2人、車2台持ち、郊外での注文住宅を想定しています。

そのため、住宅ローンだけを見て判断すると危ないと感じました。

すみあや
すみあや

この記事では、注文住宅を買う前にわが家が確認した家計項目を、具体的な数字つきでまとめます。

ディスプレイ広告

この記事の結論

注文住宅を買う前に確認すべきなのは、銀行がいくら貸してくれるかではありません。

本当に確認すべきなのは、家を買った後も生活が回るかです。

特に大事なのは、次の考え方です。

住宅ローンが払えるかではなく、住宅ローン+車+教育費+生活費を払っても毎月貯金が残るか

住宅ローンだけなら払えそうに見えても車2台の維持費や子どもの教育費を入れると、家計は一気に重くなります。

わが家の前提条件

今回の試算は、以下の条件で考えています。

項目内容
家族構成夫婦+子ども2人
住宅一条工務店の注文住宅を想定
借入額6,000万〜6,200万円
金利変動金利0.8%〜1.1%想定
返済期間40年
世帯年収約1,000万円想定
手取り月額約65万円想定
2台持ち想定
働き方在宅勤務中心
重視すること2台駐車、庭、ファミリークローゼット、太陽光、断熱性能

手取り月額は、ボーナスの有無、社会保険料、住民税、扶養状況によって変わります。

この記事では、わかりやすくするために、世帯年収1,000万円に対して、手取り月額を約65万円として試算します。

まず住宅ローンの月額を確認した

最初に確認したのは、住宅ローンの月々返済額です。

注文住宅の場合、土地、建物、外構、諸費用を含めると、総額が大きくなりやすいです。

わが家では6,000万円〜6,200万円前後になる可能性を考えました。

住宅ローンの月々返済額は以下です。

借入額金利返済期間月々返済
6,000万円0.8%40年約14.6万円
6,200万円0.8%40年約15.1万円
6,000万円1.1%40年約15.5万円
6,200万円1.1%40年約16.0万円

6,200万円を金利0.8%、40年で借りると、月々返済は約15.1万円です。

金利1.1%で見ると、月々返済は約16.0万円です。

現在の家賃が10万円前後だとすると、住居費は月5万〜6万円ほど増える計算になります。

現在の家賃      約10.0万円

住宅ローン      約15.1万〜16.0万円

差額            約5.1万〜6.0万円

この差額だけを見ると、何とかなるようにも見えます。

しかし実際にはここに固定資産税、火災保険、修繕費、家具家電、外構費などが加わります。

住宅購入後に増える支出を確認した

賃貸と持ち家では毎月の支払いだけでなく、年間で発生する費用も変わります。

注文住宅を買った後に増える支出は以下です。

支出月額換算の目安内容
固定資産税1.0万〜1.5万円土地・建物にかかる税金
火災保険・地震保険0.3万〜0.8万円契約内容により変動
修繕費積立1.0万〜2.0万円設備交換・メンテナンス用
家具家電積立1.0万〜2.0万円エアコン、冷蔵庫、洗濯機など
外構・庭まわり0.5万〜1.0万円人工芝、庭、物置、補修など

住宅ローンだけで15万円だとしても持ち家関連費用まで含めると、実質的な住居費は17万〜20万円くらいで見る必要があります。

この時点で、家賃10万円の生活とはかなり違います。

注文住宅は快適になる一方で、家に関する固定費は確実に増えます。

現在の生活費を確認した

次に確認したのは、現在の生活費です。

住宅ローンを考える前に今の生活で毎月いくら使っているかを把握しないと、正しい判断ができません。

ざっくりでもよいので、以下のように分けて確認しました。

項目
家賃10.0万円
食費・日用品12.0万〜15.0万円
光熱費・通信費2.0万〜3.0万円
保険1.0万〜2.0万円
車ローン約6.0万円
車の維持費1万円
保育料・教育費0万〜5.0万円
投資・積立3.0万円
外食・レジャー3.0万〜5.0万円
その他5.0万〜10.0万円

家計を確認して感じたのは、住宅ローンの金額だけを見ても意味がないということです。

現在の生活費が高い家庭であれば、住宅ローンを少し増やすだけでも家計は苦しくなります。

逆に、現在の支出に余裕がある家庭なら、多少住宅ローンが増えても対応しやすいです。

つまり、住宅ローンの安全度は、年収だけでは決まりません。

普段の支出額で大きく変わります。

車2台の費用を確認した

わが家で特に大きいのが、車の費用です。

郊外で注文住宅を建てる場合、土地は広くなりやすく、2台駐車もしやすいです。

一方で、生活には車が必要になりやすいです。

子どもの送迎、買い物、休日のお出かけ、通院などを考えると、車2台持ちはかなり現実的です。

車2台の費用は以下で見ました。

項目1台目2台目合計
車ローン6.0万円0万〜2.0万円6.0万〜8.0万円
任意保険0.7万円0.5万円1.2万円
ガソリン代1.0万円0.5万円1.5万円
自動車税・車検積立1.0万円0.7万円1.7万円
メンテナンス積立0.5万円0.3万円0.8万円
合計9.2万円2.0万〜4.0万円11.2万〜13.0万円

車ローンがある状態で車2台を持つと、月10万円以上かかる可能性があります。

これは住宅ローンに近いくらい大きな支出です。

住宅ローンが15万円、車2台が10万円なら住宅と車だけで月25万円です。

この金額を見ると、注文住宅を買う前に車費用を確認する重要性がわかります。

教育費を確認した

子どもがいる家庭では、教育費も必ず確認する必要があります。

今は保育園や幼稚園の費用が中心でも、子どもが大きくなると支出の内容が変わります。

時期主な支出
保育園・幼稚園保育料、給食費、用品代
小学生学童、習い事、給食費、教材費
中学生塾代、部活費、スマホ代
高校生通学費、部活費、塾代
大学生学費、仕送り、受験費用

住宅ローンは40年続きます。

つまり、子どもが小さい今だけ払えるかを見ても不十分です。

子どもが中学生、高校生、大学生になったときにも、家計が回るかを考える必要があります。

特に、教育費は一気に増える時期があります。

そのため、住宅ローンを組む時点で毎月の貯金がほとんど残らない家計だと、将来かなり苦しくなる可能性があります。

金利上昇リスクを確認した

変動金利で借りる場合は、金利上昇リスクも確認しました。

金利0.8%と2.0%では月々返済に約3.7万円の差があります。

金利0.8%  約15.1万円
金利2.0%  約18.8万円
差額       約3.7万円

年間では約44万円の差です。
3.7万円 × 12か月 = 約44.4万円

金利が上がった場合、毎月の貯金額が減ります。

そのため変動金利で借りるなら、今の返済額だけでなく、金利が上がった場合も払えるかを確認する必要があります。

毎月の家計シミュレーション

ここからは、注文住宅を買った後の家計を試算します。

前提は世帯年収1,000万円、手取り月額65万円です。

住宅ローンは6,200万円、金利0.8%、40年返済で、月15.1万円とします。

車2台費用は月10万円で見ます。

項目月額
手取り収入65.0万円
住宅ローン15.1万円
車2台費用10.0万円
固定資産税・保険・修繕積立3.5万円
食費・日用品14.0万円
光熱費1.0万円
通信費1.5万円
保険1.3万円
保育料・教育費4.0万円
外食・レジャー4.0万円
旅行積立2.0万円
医療・衣服・美容3.0万円
その他4.0万円
支出合計63.4万円
毎月の残り1.6万円

この試算では、毎月1.6万円残ります。

家計としては回りそうですが余裕がほとんどない状態です。

固定資産税、車検、家具家電の買い替え、旅行、冠婚葬祭などが重なると一時的に支出が増えます。

そのため、積立費用を投資に回したりすることで資産を増やす必要性があると思います。

安全ラインと危ないライン

注文住宅を買う前に、わが家では以下のような判断ラインで考えました。

判断項目安全ライン危ないライン
住宅ローン手取り月収の25%以内手取り月収の30%以上
住宅ローン+車費用手取り月収の35%以内手取り月収の40%以上
毎月の貯金5万円以上ほぼ残らない
年間貯金100万円以上50万円未満
生活防衛資金生活費6か月分以上ほぼない
ボーナス依存なしボーナス払い前提

借入額ごとの余裕を比較

次に住宅ローンの借入額を変えた場合の余裕を比較します。

金利0.8%、40年返済で見ます。

借入額月々返済車2台10万円込み手取り65万円に対する割合
6,000万円約14.6万円約24.6万円約37%
6,200万円約15.1万円約25.1万円約38%
6,500万円約15.8万円約25.8万円約39%

この表を見ると借入額6,000万以上の場合、安全ラインを超えます。

そのため車2台目については、ローンを組まずに一括購入する方が家庭余裕を持たせることができそうです。

注文住宅は、建物やオプションにこだわると金額が上がりやすいです。

しかし借入額を上げるほど、家を建てた後の生活の余裕は減ります。

まとめ

注文住宅を買う前にわが家では住宅ローンだけでなく、家計全体を確認しました。

住宅ローンの月額だけを見ると、6,000万〜6,200万円の注文住宅でも払えそうに見えます。

しかし車2台の費用、教育費、固定資産税、修繕費、旅行、外食、家具家電まで含めると家計の見え方は変わります。

特に車2台持ちの場合、住宅ローンと車費用だけで月25万円前後になる可能性があります。

そのため注文住宅を買う前には、以下を必ず確認した方がよいです。

確認すること目安
住宅ローン手取り月収の25%以内
住宅+車費用手取り月収の35%前後まで
毎月の貯金最低5万円以上
年間貯金できれば100万円以上
生活防衛資金生活費6か月分以上
金利上昇1.5%〜2.0%でも耐えられるか
車ローン住宅購入後の負担に入れる

注文住宅は、家族の暮らしを良くするための大きな買い物です。

家を建てた後に毎月お金の不安が強くなると、せっかくの注文住宅の満足度も下がります。

わが家としては、家の性能や間取りにはこだわりたいです。

一方で住宅ローンを無理に増やしすぎず、車、教育費、旅行、貯金まで含めて生活が続けられるかを重視したいと考えています。

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
ABOUT ME
すみあや
すみあや
システムエンジニア
神奈川県に住んでいる子育て4人家族です。 一条工務店グランスマートの注文住宅を計画中です。家づくりで悩んだ住宅ローン、家計、間取り、土地選び、太陽光発電のことをできるだけ数字と実体験を交えて発信しています。 世帯年収1000万円台でも無理しすぎない家づくりを目指しています。
Recommend
こんな記事も読まれています
記事URLをコピーしました