お金・住宅ローン

家を買ったあとに貯金はいくら残せば安心か|子育て世帯は最低300万円、できれば500万円以上ほしい

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家を買うときに悩むのが、頭金や諸費用を払ったあとに貯金をいくら残せば安心なのかという点です。

住宅ローンの審査に通るかどうかも大事ですが、もっと大事なのは家を買ったあとも普通に生活できるかです。

私の結論は家を買ったあとに最低300万円、できれば500万円以上の現金を残したいです。

特に子どもがいる家庭、車を持っている家庭、注文住宅を建てる家庭では、貯金を使い切って家を買うのは危険だと思っています。

日本FP協会も緊急時に備える資金として、生活費の3か月分から1年分を目安にしています。住宅購入後は毎月の支出が大きくなるため、現金を残すことはかなり重要です。(日本FP協会)

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家を買ったあとに貯金ゼロが危ない理由

家を買ったあとに必要なお金は、住宅ローンだけではありません。

固定資産税、火災保険、地震保険、家具家電、外構、引っ越し費用、車の維持費、教育費などが出ていきます。

特に注文住宅の場合、建てる前は見えていなかった出費が入居後に出やすいです。

住宅金融支援機構の調査では、住宅取得後おおむね1年以内に購入した耐久消費財の平均額は、新築一戸建てで201.0万円、建売住宅で105.1万円とされています。
つまり、家を買ったあとも家具・家電などで100万円以上かかる可能性があります。(日本ホテル協会)

すみあや
すみあや

住宅ローンを払えると思っていても、貯金が少ないとこのような出費が重なったときに一気に家計が苦しくなります。

安心できる貯金額の目安

家を買ったあとに残す貯金額は、最低でも生活費の6か月分を目安にしたいです。

例えば住宅ローンや車、生活費を含めて毎月50万円使う家庭なら、6か月分で300万円です。

毎月60万円使う家庭なら6か月分で360万円です。

毎月の支出3か月分6か月分12か月分
40万円120万円240万円480万円
50万円150万円300万円600万円
60万円180万円360万円720万円

この表を見ると子育て世帯で住宅ローンありの場合、300万円はかなり現実的な最低ラインだと分かります。

ただし300万円あれば安心というより、300万円を下回ると不安が強くなるという考え方の方が近いです。

貯金額ごとの安心度

家を買ったあとに残る貯金額を、安心度で分けると以下のようになります。

残る貯金額安心度判断
100万円未満危険急な出費に対応しにくい
100万〜300万円不安あり生活はできても大きな出費に弱い
300万〜500万円最低限安心子育て世帯の現実的な最低ライン
500万〜700万円安心入居後の出費にも対応しやすい
700万円以上かなり安心収入減や金利上昇にも備えやすい

私の場合は、家を買ったあとに300万円未満しか残らないなら、住宅予算を下げるべきだと考えます。

反対に500万円以上残せるなら、入居後の家具家電、外構、固定資産税、子どもの出費にも対応しやすくなります。

我が家の前提で考える

我が家の場合、子どもが2人いて車も使います。

住宅ローンは月16万円前後を想定しています。

この場合、住宅ローンだけではなく食費、通信費、保険、車、教育費、レジャー費などを含めると、毎月の支出は50万円〜60万円程度になる可能性があります。

項目月額イメージ
住宅ローン16万円
食費・日用品12万〜15万円
光熱費・通信費2万〜4万円
保険1万〜2万円
車関連3万〜8万円
教育・保育関連1万〜5万円
レジャー・外食3万〜8万円
その他5万〜10万円
合計50万〜60万円

この前提で考えると、必要な生活防衛資金は以下のようになります。

月50万円支出の場合

3か月分  :150万円
6か月分  :300万円
12か月分 :600万円

月60万円支出の場合

3か月分  :180万円
6か月分  :360万円
12か月分 :720万円

つまり子育て世帯で住宅ローンを組むなら、300万円は本当に最低ラインです。

できれば500万円以上残しておくと精神的にもかなり楽になると思います。

注文住宅は入居後の出費が増えやすい

建売住宅と比べて、注文住宅は自分たちの希望を反映できるメリットがあります。

一方で、予算が膨らみやすいです。

外構、カーテン、照明、収納用品、家具、家電、庭づくりなど、後から必要になるものも多いです。

固定資産税は、一般的に課税標準額に標準税率1.4%をかけて計算されます。実際の税額は土地・建物の評価額や自治体、軽減措置によって変わります。(資産評価システム研究センター)

そのため、住宅ローンの月額だけを見て「払えそう」と判断するのは危険です。

貯金をいくら残すかより、毎月黒字にできるかも重要

家を買ったあとに500万円残せたとしても、毎月赤字なら安心とは言えません。

例えば、貯金500万円があっても、毎月5万円の赤字なら、1年で60万円減ります。

5年で300万円減ります。

この状態だと、最初に500万円あっても、数年後には不安が出てきます。

金融庁のライフプランシミュレーターも、収入や支出条件を入れて将来の資金計画を確認するためのものです。試算はあくまで目安ですが、住宅購入前に長期の家計を確認する考え方は重要です。(金融庁)

家を買ったあとに残すべきお金は3つに分ける

住宅購入後に残すお金は単純な貯金ではなく、3つに分けて考えるべきだと思います。

種類目的目安
生活防衛資金収入減・病気・急な支出への備え300万〜500万円
入居後費用家具家電・外構・引っ越し100万〜300万円
年間支出の予備費固定資産税・保険・車検など50万〜100万円

この考え方で見ると住宅購入後に300万円だけ残す場合は、生活防衛資金としては最低限です。

家具家電や外構まで考えると500万円以上ある方がかなり安心です。

住宅購入後の貯金シミュレーション

例えば、家を買ったあとに残る貯金が以下の3パターンだったとします。

残る貯金家具家電・外構で150万円使った後判断
300万円150万円かなり不安
500万円350万円最低限安心
700万円550万円かなり安心

このように考えると、家を買った直後に300万円残っていても、入居後の出費で一気に減る可能性があります。

だからこそ、私は「最低300万円」ではなく、できれば500万円以上という結論になります。

まとめ

家を買ったあとに残す貯金は、最低300万円、できれば500万円以上が安心だと思います。

特に子ども2人、車あり、注文住宅、住宅ローン月16万円前後という条件なら、貯金100万円〜200万円では不安が大きいです。

家を買うときは、つい「いくら借りられるか」「月々いくら払えるか」に目が行きます。

しかし、本当に大事なのは、家を買ったあとにお金の不安なく暮らせるかです。

家は買って終わりではありません。

入居後も、住宅ローン、税金、保険、教育費、車、旅行、家具家電、修繕費が続きます。

だからこそ住宅購入では「理想の家を建てること」と同じくらい、「現金を残すこと」が大事だと思います。

家を買ったあとに最低300万円、できれば500万円以上の貯金を残すことです。

注文住宅を買う前に家計で確認したことは、こちらの記事にまとめています。

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システムエンジニア
神奈川県に住んでいる子育て4人家族です。 一条工務店グランスマートの注文住宅を計画中です。家づくりで悩んだ住宅ローン、家計、間取り、土地選び、太陽光発電のことをできるだけ数字と実体験を交えて発信しています。 世帯年収1000万円台でも無理しすぎない家づくりを目指しています。
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